チョミさんが知り合いのリーディングしてくれる人のところに行って、僕達のことを訊いて来たらしいんだ。
「クリちゃん。シューシャーだけは、クリちゃん達とエネルギーが違うらしいよ。そうだと思ってたけどやっぱりねぇ」ってチョミさんが言って来たんだ。
もちろん僕たちは知ってたよ。
全然悪いエネルギーじゃないよ。
でも、ちょっと飛びぬけてるって感じかな?
「それでね。トム君と桜がシャーシャーのこと、とっても怖がってるって。トイレ以外でおしっこしてるのはトム君と桜でしょうって。クリちゃん知ってた?」僕は返事に困ったよ・・・知っててもうまく伝えられないし・・・現場押さえないとチョミさんだって注意出来ないしね。
「でも、トム君も桜もまったくシャーシャーと共存出来ないかって言うと、そんなことも無いから、トム君と桜のケアーを徹底的にしてみようってことになったのよ」「うん、うん。それいいじゃない?」「でしょう!だってシャーシャーのこと手放せないもん。結局最後まで里親さんを探そうって本気で考えなかったしね。でも、クリちゃん。一つだけしっかりと決心したことがあるよ」「なに?」僕は思わず身を乗り出したんだ。
「これからは何があっても、これ以上猫を増やさないからね!私、固く決心したよクリちゃん!」「その決心できた動機はなに?」って訊くと。
「もしこれ以上新しい猫が増えたら、今いる誰かが居なくなるって言われてね。私もそれは無茶苦茶落としこめたのよ。そんな事は本末転倒じゃない?今いるみんなを幸せに出来なかったら、私のところに来てくれた意味がないしね。それでしっかりと決心出来たのよ」チョミさん、そうだよね。僕も同じ思いだよ。
プリンとも言ってたんだ。これ以上増やさないで欲しいよねって。
プリンなんか、懇願してたんだよチョミさん。
「最後にしゃーしゃーの写真見せたらその瞬間、あ、この猫ちゃんなら手放せないわ。分かる分かるって言ってくれたの。シャーシャーは色んな意味で新しい流れを運んで来たらしい。私が感じてたことが当たってたわ、クリちゃん」昨日は帰って来るのが遅かったんだけど、チョミさんは遅くまで僕たち、特にトム君と桜を一生懸命構ってあげてたよ。
僕もこれからもっと協力するからね。
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